未経験から転職

現役エンジニアが日本IT業界を経産省のIT人材白書から読み解いてみた

こんにちは、現役フリーランスエンジニアのとだ(cohki0305)です。

エンジニアに転職したい!とかぬかして、業界の調査全然していない人結構いますよねw

まあノリで転職するのもいいと思います。でも、IT業界がどのような産業構造になっているのか知った上で、エンジニアを目指せば「どういう仕事をするのか」「どういう将来があるのか」「ブラック企業を避ける方法」などいろんなことがわかると思います。

新卒で就活していたときも皆さんいろいろ調べたと思いますが、転職になると全然調べないのは愚かです。というわけで、僕が日本のIT業界の仕組みを紹介してきます。

※ 経済産業省が出している「IT技術者の動向~IT人材白書から~」を参考に書いています

IT 業界の産業構造

日本の IT 業界には主に 2 つの領域があります。一つは、IT ベンダー企業、もう一つはユーザー企業です。

両者をざっくり説明すると以下のような感じです。
(厳密な定義ではないですよ)

ベンダー企業とは

ベンダー企業は、ソフトウェアを開発して、販売する IT 企業のことです。

Sler やその下請け企業のことをもろもろ指します。有名なところで言うと、日立、NEC、富士通などです。

ユーザー企業とは

ユーザー企業ですが、ソフトウェアを販売するのではなくて、ソフトウェアを通じてサービスを提供する企業です。

LINE や Cookpad などに代表される企業です。彼らは、ソフトウェアを販売しているのではなくて、開発したサービスを利用してもらって利益を得ています。

日本のエンジニアはなぜ価値が低いのか?

アメリカ、中国、ドイツなどでは、IT エンジニアの給料は引くほど高いです。アメリカでは、平均年収 900 万円。日本だと 約 450 万円なので、倍ほど違いがあります。

ただ、すべての日本の IT 業界において年収が低いわけではありません。IT人材白書では、日本のエンジニアは、受託開発者が IT エンジニアの価値を落としていると解説しています。

受託開発が価値ではなく、量の取引になっていることが日本の IT技術者の価値を下げている。

これどういうことかというと、ほとんどの受託開発、特に 2 次請け以降の会社というのは、労働量によって価格が決まるのですよね。どれだけの人がどれだけ働いたから、いくらという計算式なのですよ。

会社としては売上を上げるためには、人数を増やすか、従業員の労働時間を上げることが売上を上げる方法というわけです。もちろん、優秀な人を雇うことで時間あたりに生み出す価値を大きくできますが、それには限度がありますよね。

会社が生み出す価値が低ければ、当然労働者の価値も少なくなって給料が低くなるという理屈です。

その一方で、ユーザー企業ですが、彼らは自分たちでサービスを作ってその利用料で稼いでいます。つまり、労働力ではなくてサービスの売れ行きが大事です。なので、良くも悪くもサービス次第でその会社が生み出す価値が変わってきます。

LINE、サイバーエージェントのように人気サービスを提供すれば、当然社員は良い給料を貰えます。逆にいえば、鳴かず飛ばずの不人気かつ収益性が低いサービスを提供すれば、どんだけ頑張っても給料が上がらないのです。

IT ベンダーと異なる点は、よいサービスを生み出さない企業は容赦なく淘汰されていくという市場原理がしっかり機能しているということです。価値の取引だからこそ、市場にシビアに評価される傾向があるということです。

海外のエンジニアが給料が高いのは、ユーザー企業が多いからだと考えられています。自らサービスを作り、市場の競争に勝ち残った企業がたくさんいるので給料が高いというわけです。

日本においてもその傾向はあります。「エンジニアになれば金持ちになれます!」と言っているエンジニアは、ユーザー企業のエンジニアのことですよ。実際、20 代で金稼いでるエンジニアなんてほとんどがユーザー企業の社員ですよ。

受託開発自体は悪くないけど、日本では厳しい

というわけで、僕はこれからエンジニアを目指す人には、ユーザー企業を目指すことをおすすめしています。

受託開発自体は実は悪いものではないのですが、日本の受託開発は上で話したように「時間 × 人」の労働集約型になっていて、労働状況は決して良くないです。

IBM や NRI のようなごく一部の IT ベンダーが行っている専門性を活かしたソリューションを提供する受託開発であれば、生み出せる価値が大きくなるのですが、99% の IT ベンダー企業はそうじゃないです。

「エンジニアになれば、金持ちになれる!」このセリフ、ブログ読んでるとよく書いてると思います。でも、SIer の下請けの下請けや SES なんかやっていたら、絶対ムリですよw

ユーザー企業に行くなら Ruby

じゃあ、どうすればユーザー企業に就職できるのか気になりますよね。実は、ユーザー企業には、Ruby というプログラミング言語とそれを利用した Rails という技術が圧倒的に人気です。(逆に Java は人気ないです)

というわけで、Ruby をやりましょう。Ruby をやりまくれば、それを採用している企業からめっちゃ声がかかるようになります。実際僕は Ruby エンジニアですが、たくさんのユーザー企業から声がめっちゃかかります。

ユーザー企業は労働条件が良いので、もちろん転職市場ではもちろん人気です。だから競争も激しいのですが、Ruby をしっかり勉強して技術力をアピールすれば、転職はそんなに難しくないです。

僕はまったくの未経験から独学で 1 年ほどでユーザー企業から声がかかるようになりました。独学で 1 年でこれですから、プログラミングスクールで数ヶ月勉強して、自分でアウトプット続ければ努力次第で半年で転職できます。

Ruby が勉強できるおすすめのプログラミングスクールを紹介しているので参考にしてください。

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営業から転職し、たった6ヶ月でリードエンジニアになった最速の男。 その後半年でフリーランスとして独立し時給が4倍に。今は海外ノマドやりながら、週3フルリモート労働。 自分の経験を元に、未経験からエンジニアになる方法や業界のことを発信してます。
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